問題
近年、レガシーシステムから、クライアントサーバシステムなどのオープン系システムへの移行が課題となっている。その際に、両者のシステムでどのようなファイル管理方式が使われているのかを把握することは、円滑な移行を行う上で欠くことができない。ファイル管理システムに関する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1オープン系システムで使われるようになった区分編成ファイルとは、メンバーと呼ばれる複数の順編成ファイルで構成され、メンバー単位でのアクセスと格納アドレスを指定するアクセスとの両方ができる。
- 2オープン系システムで使われるようになった順編成ファイルとは、書き込み順で物理的に連続してレコードを記録する方式であり、格納アドレスを指定して、直接アクセスができる。
- 3レガシーシステムでは OS がレコード管理機能を持っているが、オープン系システムでは OS による管理はファイルシステムまでであり、各ファイル内のファイル構造はアプリケーションが管理する。
- 4レガシーシステムでよく使われている可変長レコードとは、データによってレコードの長さが変わるもので、固定長レコードのようにレコードの長さを示すフィールドを持たない。
正解
3. レガシーシステムでは OS がレコード管理機能を持っているが、オープン系システムでは OS による管理はファイルシステムまでであり、各ファイル内のファイル構造はアプリケーションが管理する。
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
メインフレーム等のレガシー OS はレコード単位の管理機能(VSAM 等のレコード指向アクセス)を持つが、UNIX/Windows などオープン系の OS はファイルをバイト列(ストリーム)として扱い、レコード構造の解釈はアプリケーション側に委ねる。したがってウが正解。ア:区分編成ファイル(PDS)はメインフレーム由来の方式であり、「オープン系で使われるようになった」というのは誤り。また区分編成は順次アクセスはメンバー単位だが、格納アドレス指定の直接アクセスとの両立は標準機能ではない。イ:順編成ファイルは順次アクセス(書き込み順に並ぶ)が基本で、直接アクセスはできない(直接アクセスは直接編成ファイル/索引編成ファイル等)。エ:可変長レコードは通常レコード長を示すフィールド(長さ情報)を持つことで読み出し時にレコード境界を判別できる。固定長は長さフィールドを必要としない。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 経営情報システム 第13問)
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート