問題
以下は、ベーカリーを3店舗経営するX氏と中小企業診断士(以下「診断士」という。)との間で行われた会話である。
X氏:「創業から自家製パンを販売してきましたが、最近は売上不振の店舗があり困っています。店舗aは好調に売上を伸ばしていますが、他の店舗は年々売上が減少しています。」
診断士:「これまでのように3店舗とも同じ品揃えでは対応が難しくなっているのではないですか。店舗により品揃えを変えて、売上の悪い店舗では A ことを考えてはどうでしょうか。」
X氏:「ただ、いつも置いてある商品がなくなると困るお客さまがいるのではないかと心配で、なかなか難しいです。」
診断士:「例えば、店舗bで最も売上が少ない商品の販売数は、1日に2個から3個です。1個も売れていない日もありますね。一方で、一番売れている商品は、毎日15個近く売れていて廃棄ロスがほとんどありません。早い時間に売り切れてしまう日はありませんか。」
X氏:「確かに午後早い時間で売り切れてしまう日もあるようです。」
診断士:「売れ筋商品が売り切れていると、お客さまは仕方なく他の商品を買うことにしたり、買うのをやめてしまったりしているのかもしれません。まずは売れ筋商品が品切れしないように、陳列量を増やしてみませんか。そうすることで、 B 売上を増やすことが見込めます。」
(設問1)会話の中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1A:多くの新商品を追加で品揃えする B:機会ロスを減らして
- 2A:多くの新商品を追加で品揃えする B:新規顧客を増やして
- 3A:品揃えする商品数を絞りこむ B:機会ロスを減らして
- 4A:品揃えする商品数を絞りこむ B:新規顧客を増やして
正解
3. A:品揃えする商品数を絞りこむ B:機会ロスを減らして
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解説
Aは、売上の少ない商品(死に筋)を排除し売れ筋に絞り込むことで店舗ごとの品揃え最適化を図る助言なので「品揃えする商品数を絞りこむ」が適切。Bは、売れ筋商品の品切れ(欠品)による販売機会の喪失=「機会ロス」を減らして売上増を見込むという文脈。新規顧客を増やすという趣旨ではない。よってA:絞りこむ、B:機会ロスを減らしての「ウ」が正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和3年度 中小企業診断士1次試験 運営管理 第30問 設問1)
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