問題
点眼薬と感覚器の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1点眼薬の成分の一部は鼻涙管を経由して鼻・咽頭に流れ、全身性の影響をもたらす場合がある
- 2点眼薬は結膜のみで作用し、全身への影響は皆無である
- 3点眼後に目頭を押さえると、薬が眼内に入りにくくなり効果が下がる
- 4点眼薬はまばたきを多くするほど吸収量が増えて効果が高まる
正解
1. 点眼薬の成分の一部は鼻涙管を経由して鼻・咽頭に流れ、全身性の影響をもたらす場合がある
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解説
正解は選択肢1である。点眼薬は結膜から吸収されるだけでなく、その成分の一部が涙とともに鼻涙管を経由して鼻や咽頭の粘膜に達し、そこから吸収されて全身性の影響(副作用)をもたらす場合がある。選択肢2は誤りで、点眼薬は全身への影響が皆無ではなく、緑内障治療用のβ遮断点眼薬で徐脈や喘息悪化を生じる例などがある。選択肢3も誤りで、点眼後に目頭(涙点)を押さえると、薬が鼻涙管へ流れ出るのを抑えられ、むしろ眼内に薬がとどまって効果が高まり全身への移行も減らせるため、推奨される正しい使い方である。選択肢4も誤りで、まばたきを多くすると涙とともに薬が流れ出て鼻涙管へ排出されやすくなり、眼内での吸収はかえって減る。点眼後に目頭を1分程度軽く押さえる、複数の点眼薬は数分間隔をあけるといった使用法は、添付文書にも記載される頻出の実務知識である。
一問一答
5章の全範囲を体系的に演習