問題
変動金利の借入金の金利上昇リスクをヘッジするため、固定金利支払・変動金利受取の金利スワップ契約を締結した。契約締結時には金銭の授受はない。
選択肢
- 1(借) 金利スワップ資産 100,000 / (貸) 繰延ヘッジ損益 100,000
- 2(借) 繰延ヘッジ損益 100,000 / (貸) 金利スワップ負債 100,000
- 3(借) 支払手数料 100,000 / (貸) 現金 100,000
- 4仕訳なし
正解
4. 仕訳なし
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解説
正しくは「仕訳なし」である。金利スワップは、想定元本に基づいて固定金利と変動金利を交換する契約だが、契約締結時には想定元本そのものの授受はなく、利息相当額の差金もまだ発生していない。締結時点のスワップの時価は通常ゼロに近く、対価の支払もないため、この時点では計上すべき資産・負債・損益がなく仕訳は生じない。会計上スワップが姿を現すのは、その後の時価変動を反映する決算日の時価評価か、利息決済日の差金授受の段階である。金融商品会計基準では、デリバティブは契約上の権利・義務が発生した時点で認識するが、価値の伴わない締結時には帳簿に乗らない。誤りやすいのは、締結と同時に金利スワップ資産や繰延ヘッジ損益を計上してしまう点である。締結=仕訳なし、決算・決済=仕訳あり、と整理しておくとよい。
仕訳問題を解く
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