問題
前期首に計上した資産除去債務¥400,000について、割引率3%で時の経過による調整を行う。当期の利息費用を計上する仕訳を示す(円未満四捨五入)。
選択肢
- 1(借) 利息費用 12,000 / (貸) 現金 12,000
- 2(借) 支払利息 12,000 / (貸) 資産除去債務 12,000
- 3(借) 資産除去債務 12,000 / (貸) 利息費用 12,000
- 4(借) 利息費用 12,000 / (貸) 資産除去債務 12,000
正解
4. (借) 利息費用 12,000 / (貸) 資産除去債務 12,000
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解説
当期の利息費用の仕訳は、利息費用¥12,000を借方、資産除去債務¥12,000を貸方に計上する。資産除去債務は将来の除去支出を割り引いた現在価値で計上されているため、時の経過に伴い割引が解けていき、決算日に向かって帳簿価額が将来支出額に近づいていく。この時の経過による調整額を利息費用(時の経過による資産除去債務の調整額)として計上する。計算は、期首の資産除去債務の帳簿価額に、負債計上時の割引率を乗じて求める。本問では期首残高¥400,000×割引率3%=¥12,000となる。これを利息費用として費用計上し、同額だけ資産除去債務を増加させる。翌期はこの増加後の残高にさらに割引率を乗じて計算するため、利息費用は複利的に逓増する。誤りやすいのは、利息費用を現金で支払うと考え貸方を現金としてしまう点である。これは現金支出を伴わず、割引の戻し(アンワインド)として資産除去債務を積み増す処理であり、貸方は資産除去債務とする。利息費用は原則として対応する有形固定資産の減価償却費と同じ区分で表示する点も押さえる。
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