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純資産難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題純資産 第281問

問題

株主総会で、別途積立金¥800,000を取り崩して繰越利益剰余金に振り替えることを決議した。

選択肢

  1. 1(借) 別途積立金 800,000 / (貸) 繰越利益剰余金 800,000
  2. 2(借) 繰越利益剰余金 800,000 / (貸) 別途積立金 800,000
  3. 3(借) 別途積立金 800,000 / (貸) 利益準備金 800,000
  4. 4(借) 利益準備金 800,000 / (貸) 繰越利益剰余金 800,000

正解

1. (借) 別途積立金 800,000 / (貸) 繰越利益剰余金 800,000

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解説

任意積立金として留保していた別途積立金は、株主総会の決議によって取り崩し、繰越利益剰余金へ戻すことができる。本問では別途積立金¥800,000を取り崩して繰越利益剰余金に振り替えるため、借方で別途積立金を減少させ、貸方で繰越利益剰余金を増加させる。これは積立ての逆仕訳にあたり、利益剰余金内部での振替であるため純資産の総額は変動しない。取崩しは、配当の財源を確保したい場合や、当期に多額の損失が生じて繰越利益剰余金が不足する場合などに行われる。別途積立金は会社法上の準備金ではなく会社が任意に積み立てたものであるため、取崩しの目的や金額も会社の判断で決めることができる。取り崩した金額を利益準備金へ振り替える処理や、別途積立金を負債のように扱う処理は誤りである。積立てと取崩しが対になっており、いずれも繰越利益剰余金と別途積立金の間の振替であるという関係を理解しておけば、借方と貸方を取り違えることはなくなる。

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