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純資産難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題純資産 第282問

問題

欠損てん補のため、株主総会の決議により資本準備金¥1,200,000を取り崩し、繰越利益剰余金(借方残高)に振り替えた。

選択肢

  1. 1(借) 資本準備金 1,200,000 / (貸) 繰越利益剰余金 1,200,000
  2. 2(借) 繰越利益剰余金 1,200,000 / (貸) 資本準備金 1,200,000
  3. 3(借) 資本準備金 1,200,000 / (貸) その他資本剰余金 1,200,000
  4. 4(借) 資本金 1,200,000 / (貸) 繰越利益剰余金 1,200,000

正解

1. (借) 資本準備金 1,200,000 / (貸) 繰越利益剰余金 1,200,000

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解説

欠損とは、繰越利益剰余金がマイナスすなわち借方残高となっている状態をいう。この欠損を解消するために、株主総会の決議によって資本準備金などを取り崩して充てることを欠損てん補という。本問では資本準備金¥1,200,000を取り崩して繰越利益剰余金に振り替えるため、借方で資本準備金を減少させ、貸方で繰越利益剰余金を増加させる。これにより借方残高であった繰越利益剰余金のマイナスが補われる。資本準備金は会社法上の法定準備金であり、株主への配当には用いることができないが、欠損てん補や資本金への組入れには充てることができる。注意したいのは、欠損てん補は純資産内部での振替であり、新たな資金が流入するわけではないため当座預金などの資産は動かない点である。資本準備金を減らして繰越利益剰余金を増やすという振替の方向を取り違えると、欠損がかえって拡大する仕訳になってしまう。準備金の用途と純資産内部の振替という性格を確実に押さえておきたい。

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