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収益認識難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題収益認識 第349問

問題

商品の販売に先立ち、得意先から手付金¥200,000を現金で受け取った。商品はまだ引き渡していない。収益認識基準に基づく仕訳を行う。

選択肢

  1. 1(借) 現金 200,000 / (貸) 売上 200,000
  2. 2(借) 契約資産 200,000 / (貸) 現金 200,000
  3. 3(借) 現金 200,000 / (貸) 売掛金 200,000
  4. 4(借) 現金 200,000 / (貸) 契約負債 200,000

正解

4. (借) 現金 200,000 / (貸) 契約負債 200,000

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解説

結論として財・サービスを移転する前に対価を受け取った場合、履行義務が未充足のため収益は計上せず契約負債(従来の前受金に相当)として計上し、(借)現金200,000(貸)契約負債200,000とする。理論的に、収益は履行義務を充足した時または充足するにつれて認識される。本問は手付金を受け取った時点でまだ商品を引き渡しておらず履行義務が充足されていないため、収益を認識してはならない。受け取った対価は、将来商品を引き渡す義務に対応する負債として契約負債で計上し、後日引渡し(履行義務充足)時に契約負債を取り崩して売上に振り替える。収益認識基準では従来の前受金に相当するものを契約負債と呼ぶ。誤りやすい点は、現金を受け取ったことをもって売上を計上してしまうことである。収益認識の核心は対価の受領ではなく履行義務の充足であり、入金が先行しても義務を果たすまでは収益にできない。なお契約資産(履行義務は充足したが請求が条件付き)とは方向が逆の項目であり、混同しないよう注意する。

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