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収益認識難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題収益認識 第351問

問題

1つの契約で商品A¥300,000と商品B¥200,000を販売する。当期末までに商品Aのみ引き渡したが、対価の請求は商品Bの引渡し完了後にまとめて行う契約である。商品Aの収益認識の仕訳を行う。

選択肢

  1. 1(借) 売掛金 300,000 / (貸) 売上 300,000
  2. 2(借) 契約負債 300,000 / (貸) 売上 300,000
  3. 3(借) 契約資産 300,000 / (貸) 売上 300,000
  4. 4(借) 売上 300,000 / (貸) 契約資産 300,000

正解

3. (借) 契約資産 300,000 / (貸) 売上 300,000

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解説

結論として履行義務を充足したが、対価への請求権が他の履行義務(商品B)の充足を条件とするため無条件の債権ではなく、売掛金ではなく契約資産で処理し、(借)契約資産300,000(貸)売上300,000とする。理論的に、収益認識基準では履行義務の充足により認識した収益に対応する権利を、その請求権が無条件か否かで区別する。時の経過以外に何の条件もなく対価を請求できる無条件の権利は金銭債権(売掛金)として表示するが、対価を受け取る権利が自社の他の履行義務の充足など追加の条件に依存している場合は契約資産として表示する。本問は商品Aを引き渡し履行義務を充足したものの、契約上の請求は商品Bの引渡し完了後にまとめて行うため、Aの対価請求はBの履行を条件とする。よって無条件の債権ではなく契約資産となる。誤りやすい点は、引渡し済みだからと一律に売掛金で処理することである。契約資産と売掛金の違いは「請求権が無条件かどうか」にあり、引渡しの有無だけでは決まらない。契約資産は後にBが完了して請求権が無条件になった時点で売掛金へ振り替えられる。

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