問題
標準原価計算(シングル・プラン)を採用している。製造間接費勘定で把握された製造間接費の予算差異¥18,000(不利)を予算差異勘定へ振り替える仕訳を示しなさい。
選択肢
- 1(借) 予算差異 18,000 / (貸) 製造間接費 18,000
- 2(借) 製造間接費 18,000 / (貸) 予算差異 18,000
- 3(借) 予算差異 18,000 / (貸) 仕掛品 18,000
- 4(借) 予算差異 18,000 / (貸) 売上原価 18,000
正解
1. (借) 予算差異 18,000 / (貸) 製造間接費 18,000
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解説
結論として、借方は予算差異、貸方は製造間接費となる。シングル・プランは、仕掛品勘定を標準原価だけで記帳し、原価差異を仕掛品勘定ではなく材料費・労務費・製造間接費といった費目別勘定の段階で把握する方法である。この点が、差異を仕掛品勘定に集約するパーシャル・プランと対照的である。本問では製造間接費勘定において、実際発生額が標準配賦額(許容される予算額)を上回ったことで生じた予算差異¥18,000が不利差異(借方残)として把握されている。これを締め切るため、製造間接費勘定の貸方に¥18,000を記入し、相手勘定として予算差異勘定の借方へ振り替える。予算差異は、製造間接費の発生額が予算と比べてどれだけ多かったか少なかったかを示す管理上の指標であり、操業度差異や能率差異とともに製造間接費差異を構成する。差異を発生源である費目別勘定で早期に把握できる点がシングル・プランの利点である。
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