問題
標準原価計算(シングル・プラン)を採用している。製造間接費勘定で把握された能率差異¥7,000(不利)を能率差異勘定へ振り替える仕訳を示しなさい。
選択肢
- 1(借) 能率差異 7,000 / (貸) 製造間接費 7,000
- 2(借) 製造間接費 7,000 / (貸) 能率差異 7,000
- 3(借) 能率差異 7,000 / (貸) 仕掛品 7,000
- 4(借) 仕掛品 7,000 / (貸) 能率差異 7,000
正解
1. (借) 能率差異 7,000 / (貸) 製造間接費 7,000
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解説
借方は能率差異、貸方は製造間接費となる。シングル・プランでは仕掛品勘定を標準原価だけで記録するため、原価差異は仕掛品ではなく各費目別勘定(材料・賃金・製造間接費)の段階で把握される。本問の能率差異は、標準作業時間と実際作業時間の差に標準配賦率を乗じて求める製造間接費の差異であり、実際時間が標準時間を超過した不利差異である。費目別勘定で把握された不利差異は製造間接費勘定の借方残となるので、これを貸方に振り替えて消去し、相手勘定である能率差異勘定の借方へ計上する。不利差異は能率差異勘定の借方、有利差異なら貸方に集まる。なお仕掛品から差異を振り替えるのはパーシャル・プランの処理であり、シングル・プランで仕掛品を相手勘定にするのは誤り。貸借を逆にすると有利差異の処理になってしまう点にも注意する。
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