問題
選択肢
- 1利益が出ていても、売上代金の回収より支払が先に来たり在庫が積み上がったりすれば経常収支はマイナスになりうるため、売上債権や棚卸資産の増加の原因と、借入れに頼る資金繰りを続けられるかを確かめる
- 2損益計算書が黒字であれば資金不足は生じないため、資金繰り表の数字は誤りであると判断する
- 3経常収支の不足を短期借入金で補えている以上、資金繰りに問題はなく、損益計算書も黒字であるため、売上債権や棚卸資産の増加の原因や、借入れを今後も継続できるかどうかを財務DDで改めて確認する必要もない
- 4資金繰り表は過去の実績だけを記録する書類であり、今後の資金の予定を管理する目的には使えない
正解
1. 利益が出ていても、売上代金の回収より支払が先に来たり在庫が積み上がったりすれば経常収支はマイナスになりうるため、売上債権や棚卸資産の増加の原因と、借入れに頼る資金繰りを続けられるかを確かめる
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解説
損益は発生主義で計算されるのに対し、資金繰り表は現金の収入と支出を記録・予定するものであり、両者は一致しない。売上債権の回収期間が延びたり在庫が増えたりすると、利益が出ていても現金は不足し、本業の現金収支である経常収支がマイナスになる。その不足を短期借入金で埋め続ける状態は、借入れができなくなった時点で資金繰りに行き詰まるおそれがある。このため、売上債権の滞留や不良在庫、架空計上の有無を含めて増加の原因を確かめ、運転資本の水準が売上・生産量と整合しているかを検証することが重要である。資金繰り表は実績の把握に加え、予定を立てて資金不足の時期を前もって把握する道具としても用いられる。
一問一答
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