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倫理・行動規範難易度: 標準

中小企業M&A実務能力・倫理検定試験 予想問題|倫理・行動規範 第52問

問題

M&A仲介会社の担当者Aは、ある中小企業の社長から「今は忙しい」と面会を断られた後も、月に数回、予告なく社長の自宅や工場を訪れ、従業員のいる前で「早く売らないと手遅れになる」と繰り返し声をかけている。社長は、M&Aを行わない旨などをまだはっきりとは示していない。中小M&Aガイドライン(第3版)及び倫理・行動規範に照らした評価として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1停止意思が明確に示されていない以上、訪問の頻度や方法に制限はない
  2. 2停止意思が明確に示されていなくても、事業活動や経営者の生活に多大な支障を与えるような過剰な広告・営業は民法上の不法行為責任を負う可能性があり、品位を損なう勧誘や不確実な事項について断定的判断を示す行為として倫理・行動規範上も問題がある
  3. 3経営者に事業承継の危機感を持たせることは潜在ニーズの掘り起こしとして推奨されており、停止意思が明確に示されていない以上、自宅や工場への訪問の頻度や方法、従業員の前での声かけにも制限はなく、不法行為責任を問われることもないため、営業の一環として許される
  4. 4従業員の前で声をかけることは、会社の関係者に必要な情報を伝える行為であり、問題はない

正解

2. 停止意思が明確に示されていなくても、事業活動や経営者の生活に多大な支障を与えるような過剰な広告・営業は民法上の不法行為責任を負う可能性があり、品位を損なう勧誘や不確実な事項について断定的判断を示す行為として倫理・行動規範上も問題がある

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解説

中小M&Aガイドライン(第3版)第2章Ⅱ4(1)は、広告・営業の実施にあたっては職業倫理の遵守が求められるほか、過去の対応状況や頻度等に照らして、広告・営業先の中小企業の事業活動や経営者の生活に多大な支障を与えるような過剰なものである場合には、民法上の不法行為責任を負う可能性もあることに留意すべきとしている。停止意思の有無にかかわらず、自宅への度重なる予告なしの訪問はこれに当たりうる。倫理・行動規範は、不当な目的・品位を損なう広告・宣伝による勧誘や、不確実な事項についての断定的判断の提供を禁じており、知識・スキルマップも営業先の事業活動に支障がないよう留意し品位ある表現を心掛けるよう求めている。従業員の前での言動は秘密保持の面でも問題となる。

一問一答

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スキマ資格では中小M&A検定の全780問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業M&A実務能力・倫理検定試験は中小企業庁が実施する検定で、M&A実務・財務税務・法務・倫理行動規範の4科目からCBT方式・四肢択一で60問程度が出題されます(初回は令和9年1月、出題の基準日は令和8年3月末日)。