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倫理・行動規範難易度: 易

中小企業M&A実務能力・倫理検定試験 予想問題|倫理・行動規範 第53問

問題

譲り渡し側X社のFAである支援者Aは、X社の社長から「不動産鑑定士の鑑定評価書の評価額を1割高く書き換えてから、データルームに載せてほしい」と頼まれた。知識・スキルマップの倫理・行動規範に照らし、Aの対応として最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1依頼者であるX社の指示であるため、書き換えたうえで掲載する
  2. 2第三者が作成した書類を正当な権限なく改変することはできないため断り、評価額に疑問があれば鑑定士への確認や別の評価の取得を提案する
  3. 3書き換えた事実を譲り受け側に伝えなければ問題にはならないため、指示どおりに対応する
  4. 4鑑定評価書そのものは書き換えずに掲載を見送り、評価額を1割高くした数値だけを、Aが作成した資料に参考値として記載してデータルームに載せる

正解

2. 第三者が作成した書類を正当な権限なく改変することはできないため断り、評価額に疑問があれば鑑定士への確認や別の評価の取得を提案する

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解説

倫理・行動規範は、第三者が作成した書類・情報を正当な権限なく違法、不当に偽造、変造又はその他改変等を行ってはならないとしている(項目47)。依頼者の指示であっても、鑑定評価書の数値を書き換えることは許されず、譲り受け側の判断を誤らせ、後に表明保証違反や損害賠償をめぐるトラブルにもつながる。鑑定評価書を外して高い数値だけを自作の資料に載せる方法も、実際より有利であると誤認させる情報提供であり、虚偽の開示にあたる。支援者は社会規範及び法令を遵守し(項目32)、顧客の不適切な行動が判明した場合は、自己や顧客の利益を優先せず対応策を検討すべきである(項目36)。評価に疑問があれば、根拠の確認や別の専門家による評価の取得を提案するのが適切である。

一問一答

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