問題
変圧器の「無負荷損(鉄損)」の主な原因として、正しいものはどれか。
選択肢
- 1コイルの抵抗による発熱
- 2鉄心のヒステリシス損と渦電流損
- 3絶縁油の劣化
- 4機械的摩擦
正解
2. 鉄心のヒステリシス損と渦電流損
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解説
正解は「鉄心のヒステリシス損と渦電流損」である。変圧器の無負荷損(鉄損)は、鉄心内の磁束が交番することで生じる損失で、磁区の向きの反転に伴うヒステリシス損と、鉄心中に誘導される渦電流によるジュール熱(渦電流損)の和である。電源に接続されている限り負荷の有無に関係なく常時一定で発生する点が特徴である。「コイルの抵抗による発熱」は銅損(負荷損)であり、負荷電流Iの2乗に比例(I²R)して変化するため無負荷損ではない。「絶縁油の劣化」は損失ではなく保守上の劣化現象、「機械的摩擦」は回転機の機械損であり、静止機器である変圧器には存在しない。渦電流損対策として薄い珪素鋼板を成層した鉄心が用いられる。鉄損=無負荷損(一定)、銅損=負荷損(負荷の2乗に比例)という対応関係が試験頻出である。
一問一答
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