問題
次の事例を読んで、介護過程の展開として最も適切なものを1つ選びなさい。【事例】Jさん(83歳、女性、要介護2)は脳梗塞後の軽い右片麻痺がある。以前は毎日近所の友人とお茶を楽しんでいたが、「人前で失敗したら恥ずかしい」と外出を控え、最近は居室にこもりがちで活気がなくなってきた。
選択肢
- 1本人が「恥ずかしい」と言っているので、外出はあきらめてもらい居室で過ごす計画にする
- 2Jさんの「また友人と交流したい」という思いを尊重し、不安を和らげながら段階的に外出・交流を増やす計画を立てる
- 3活気を取り戻すため、本人の意向を聞かず毎日決まった時間に外出させる計画にする
- 4右片麻痺があるので安全第一とし、できるだけ動かさず車いすで過ごしてもらう
- 5家族に頼んで外出させればよいので、介護計画に交流の目標を入れる必要はない
正解
2. Jさんの「また友人と交流したい」という思いを尊重し、不安を和らげながら段階的に外出・交流を増やす計画を立てる
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解説
この事例では、Jさんが外出を控える背景に「失敗したら恥ずかしい」という不安があり、その一方で本来は友人との交流を楽しんでいたことが読み取れる。介護過程では、表面的な「外出したくない」という言葉だけで判断せず、本人が本当は望んでいること(また交流したい・自分らしく過ごしたい)と、それを妨げている要因(麻痺による失敗への不安、自信の低下)をアセスメントすることが重要である。そのうえで、本人の意向を尊重しながら不安を和らげ、無理のない範囲で少しずつ外出・交流の機会を増やす段階的な計画が適切である。あきらめさせる、本人の意向を無視して強制する、動かさず過ごさせる、目標から外す対応はいずれも自立支援とQOL向上に反する。
一問一答
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