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現場と仕事の基本

全数検査と抜取検査の違い

検査には、対象をすべて調べる全数検査と、一部だけを抜き出して調べる抜取検査があります。全数検査は一つ残らず調べる方法、抜取検査はまとまり(ロット)から一部を抜き取って調べ、その結果で全体の合否を判断する方法です。手間や向く場面がちがいます。

比較表で見る違い

観点全数検査抜取検査
調べる範囲すべての品物を調べる一部(サンプル)だけを調べる
手間・費用多くかかる少なくてすむ
見逃しの可能性原則としてすべて確認できる一部しか見ないので見逃す可能性が残る
向く場面数が少ない・重大な不良は許されない数が多い・壊す検査・費用を抑えたい

それぞれの詳しい解説

A全数検査

全数検査とは、検査の対象となる品物を一つ残らず、すべて調べる方法です。すべてを確認するので、不良を見つけやすいのが長所ですが、数が多いと時間も費用も大きくかかります。壊れると命に関わるような重要な部品や、数が少なく検査が簡単なものなど、絶対に不良を通したくない場面に向いています。

  • すべての品物を調べる

  • 原則すべて確認できるが手間は大きい

  • 重大な不良が許されない場面に向く

B抜取検査

抜取検査とは、品物のまとまり(ロット)の中から一部を抜き取って調べ、その結果からロット全体が合格か不合格かを判断する方法です。全部を調べないので、手間や費用が少なくてすみます。数がとても多いときや、調べると製品を壊してしまう検査(破壊検査)のときに向いていますが、一部しか見ないため見逃しの可能性が残ります。

  • 一部(サンプル)を抜き取って調べる

  • 手間や費用が少なくてすむ

  • 数が多いときや壊す検査に向く

試験対策のポイント

すべて調べるのが全数検査、一部を抜いて全体を判断するのが抜取検査。壊す検査や大量の品物には抜取検査が向きます。

理解度チェック(3問)

Q1. 「全数検査」の説明として、もっとも適切なものはどれか。

  1. 1対象となる品物を一つ残らずすべて調べる検査
  2. 2一部だけを抜き取って調べる検査
  3. 3検査をまったく行わないこと
  4. 4お客様に検査を任せること
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正解:1. 対象となる品物を一つ残らずすべて調べる検査

全数検査は、対象の品物をすべて調べる検査です。一部を抜き取るのは抜取検査であり、検査をしない・お客様任せにすることは全数検査の説明ではありません。

Q2. 抜取検査が向いている場面として、もっとも適切なものはどれか。

  1. 1検査するとかならず製品が新品同様になる場合
  2. 2品物が2〜3個しかない場合
  3. 3品物の数が非常に多く、調べると壊してしまう検査の場合
  4. 4不良が一つも許されない重要部品の場合
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正解:3. 品物の数が非常に多く、調べると壊してしまう検査の場合

抜取検査は、数が非常に多いときや、調べると製品を壊してしまう破壊検査のときに向いています。数が少ないときや、不良が一つも許されない場合は全数検査が向きます。

Q3. 全数検査と抜取検査のちがいの説明として、もっとも適切なものはどれか。

  1. 1全数検査は一部だけ、抜取検査はすべてを調べる
  2. 2全数検査も抜取検査もまったく同じ方法である
  3. 3抜取検査は費用が全数検査よりも必ず高くなる
  4. 4全数検査はすべて調べ、抜取検査は一部を調べて全体を判断する
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正解:4. 全数検査はすべて調べ、抜取検査は一部を調べて全体を判断する

全数検査はすべての品物を調べ、抜取検査は一部を調べてロット全体の合否を判断します。範囲の説明が逆の選択肢や、同じ方法・費用が必ず高いとする説明は誤りです。

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