問題
選択肢
- 1大企業より低い
- 2大企業より高い
- 3ほぼ同水準
- 4業種による差はない
正解
1. 大企業より低い
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
中小企業の売上高経常利益率は、大企業と比べて低い水準にあります。売上高経常利益率とは、売上高に対して経常利益(本業の儲けに財務的な損益を加えた、企業の通常の実力を示す利益)がどれくらいの割合を占めるかを示す指標で、企業の収益性、つまり『稼ぐ効率』を表します。これが大企業より低いということは、同じ売上を上げても、手元に残る利益の割合が中小企業のほうが小さい、ということです。背景には、価格交渉力の弱さからコスト上昇分を価格に転嫁しにくいこと、規模が小さく効率化が進みにくいこと、固定費の負担が相対的に重いことなどがあります。とくに規模の小さい小規模企業ほど、この利益率は低くなる傾向が見られます。利益率が低ければ、賃上げや投資に回せる原資も限られ、企業の体力強化が難しくなります。たとえば、薄利のまま事業を続けると、不測の事態に備える蓄えも作りにくくなります。ここで取り違えやすいのが選択肢です。中小企業の売上高経常利益率が『大企業より高い』ことや『ほぼ同水準』ということはなく、『業種による差はない』という言い切りも適切ではありません。中小企業の収益性は大企業より低く、規模が小さいほど低くなりやすい、と押さえてください。
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート