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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第358問

問題

取引の一方が他方より多くの情報を持っている状態を何というか?

選択肢

  1. 1情報の非対称性
  2. 2不完全情報
  3. 3限定合理性
  4. 4外部性

正解

1. 情報の非対称性

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解説

取引する二者のあいだで、片方だけが多くの情報を握っていて、もう片方は知らない——この情報量の偏りを「情報の非対称性」といいます。市場がうまく機能しなくなる『市場の失敗』の代表的な原因の一つです。 分かりやすいのが中古車市場です。売り手はその車が事故車かどうか、調子はどうかをよく知っていますが、買い手は外見からは判断できません。医療でも医師は患者より病気の知識が圧倒的に多く、保険でも加入者は自分の健康状態を保険会社よりよく知っています。こうした『見えない格差』が問題を生みます。 この非対称性から、契約前に質の悪いものばかり集まる「逆選択」や、契約後に努力を怠る「モラルハザード」が発生します。混同しやすい「不完全情報」は、双方とも情報が足りない状態で、偏りがある非対称性とは別物です。「限定合理性」は人間の情報処理能力に限界があるという行動経済学の前提、「外部性」は市場を介さず第三者に影響が及ぶ問題で、いずれも情報の偏りそのものを指す情報の非対称性とは異なります。

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