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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第363問

問題

ある経済主体の行動が市場を通さずに他者に影響を与えることを何というか?

選択肢

  1. 1外部性(外部効果)
  2. 2乗数効果
  3. 3波及効果
  4. 4所得効果

正解

1. 外部性(外部効果)

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解説

ある人や企業の行動が、売買という市場のやりとりを介さず、対価のやりとりもないまま第三者に影響を与えてしまうことを「外部性(外部効果)」といいます。価格メカニズムの外側で影響が漏れ出すので“外部”という名前です。 影響にはプラスとマイナスがあります。工場の排煙や騒音、川への汚水のように周囲に損害を与えるのが「負の外部性(外部不経済)」。一方、庭をきれいに手入れすると近所の人も眺めを楽しめる、養蜂家のミツバチが近隣の果樹の受粉を助けるといった得をもたらすものが「正の外部性(外部経済)」です。 外部性があると市場の失敗が起きます。負の外部性は社会的に望ましい量より過剰に生産され(公害が出すぎる)、正の外部性は過小になりがち。そこで政府が課税(ピグー税)や補助金で調整したり、当事者間の交渉(コースの定理)で解決したりします。混同しやすい「乗数効果」「波及効果」は経済全体に影響が連鎖していく話、「所得効果」は価格変化が実質所得を通じて需要を変える消費理論の概念で、市場を介さない影響を指す外部性とは別物です。

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