問題
選択肢
- 1加速度原理(加速度効果)
- 2乗数効果
- 3資産効果
- 4クラウディングアウト
正解
1. 加速度原理(加速度効果)
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
国民所得(需要)が増えると、企業はそれに応えるため工場や機械を増やそうとし、設備投資が誘発される——この『所得(産出量)の変化が投資を生む』メカニズムを「加速度原理(加速度効果)」といいます。投資は所得の水準ではなく、所得の“増え方(変化分)”に反応する点がミソです。 たとえば、ある製品の売上が前年より大きく伸びると、企業は生産能力が足りなくなり新しいラインを増設します。逆に売上の伸びが鈍ると、たとえ売上自体は高水準でも新規投資は止まる。だから景気の山や谷で投資が大きく振れ、好不況を増幅させます。 対になる「乗数効果」は逆向きで、投資(や政府支出)の増加が所得を何倍にも増やす効果です。この2つを組み合わせた『乗数・加速度モデル(サミュエルソンのモデル)』は、投資→所得→さらに投資という相互作用で景気循環が自律的に生まれる仕組みを説明します。「資産効果」は株や不動産の値上がりで消費が増えること、「クラウディングアウト」は政府支出が金利を押し上げ民間投資を締め出してしまう現象で、いずれも加速度原理とは別の概念です。
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート