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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第217問

問題

独占市場において、価格と限界費用の乖離度を示す指標を何というか?

選択肢

  1. 1ラーナーの独占度
  2. 2ハーフィンダール指数
  3. 3ジニ係数
  4. 4集中度

正解

1. ラーナーの独占度

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解説

ある企業がどれくらい独占的な力(価格支配力)を持っているかを測る代表的な指標がラーナーの独占度です。式は (P−MC)/P。価格(P)が限界費用(MC)からどれだけ離れているかを、価格に対する割合で表します。 意味を直感で押さえましょう。完全競争ではP=MCなので分子がゼロ、独占度は0。これが「価格支配力なし」の状態です。逆に独占力が強いほど、企業はコスト(MC)よりずっと高い価格をつけられるので、PとMCの差が広がり独占度は1に近づきます。つまり0に近いほど競争的、1に近いほど独占的、と読めるわかりやすい物差しです。さらにこのラーナーの独占度は、利潤最大化条件のもとで需要の価格弾力性の逆数(1÷弾力性)に等しくなるという性質があります。需要が価格に鈍感(弾力性が小さい)な商品ほど、企業は強気の価格をつけられ独占度が高くなる、というわけです。 他の指標と混同しないように。ハーフィンダール指数(HHI)は各企業のシェアを二乗して合計した市場集中度の指標、集中度(上位数社のシェア合計)も市場全体の集中具合を測るもので、いずれも「市場構造」を見る指標です。ジニ係数は所得分配の不平等度を測る全く別の指標。『価格と限界費用の乖離』という1企業の価格支配力に直接焦点を当てるのがラーナーの独占度です。

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