診断士に戻る
経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第393問

問題

ソロー・モデルにおいて、1人あたり資本量が一定になる状態を何というか?

選択肢

  1. 1定常状態
  2. 2均衡状態
  3. 3黄金律
  4. 4パレート最適

正解

1. 定常状態

詳しい解説を見る

解説

新古典派の経済成長モデル(ソロー・モデル)で、1人あたりの資本量がもうそれ以上増えも減りもしなくなる状態を「定常状態(steady state)」といいます。経済が長期的に落ち着く到達点です。 なぜ一定になるのか。1人あたり資本は、新たな貯蓄(投資)によって積み上がる一方、機械や設備の摩耗(減価償却)と人口増加による“薄まり”で目減りします。資本が少ないうちは投資が摩耗を上回り資本は増えますが、資本が増えるほど収穫逓減で投資の伸びは鈍り、やがて『投資=資本の減少分』で釣り合う点に達します。これが定常状態で、ここでは1人あたり資本も1人あたりGDPも一定となり、その成長率はゼロになります。 ここから導かれる重要な含意が『条件付き収束』です。資本の少ない(貧しい)国ほど成長率が高く、先進国に追いつく傾向がある、というもの。また、技術進歩がなければ1人あたり成長は止まるため、持続的成長には外生的な技術進歩が必要、と結論づけます。混同しやすい用語として、「黄金律」は定常状態の中でも“1人あたり消費が最大になる”最適な貯蓄率を選んだ特別な状態。「パレート最適」は誰かを犠牲にせず誰も改善できない資源配分の効率性概念で、成長モデルの到達点を指す定常状態とは別の文脈です。

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

経済学・経済政策の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7097問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。