問題
選択肢
- 1定常状態
- 2均衡状態
- 3黄金律
- 4パレート最適
正解
1. 定常状態
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解説
新古典派の経済成長モデル(ソロー・モデル)で、1人あたりの資本量がもうそれ以上増えも減りもしなくなる状態を「定常状態(steady state)」といいます。経済が長期的に落ち着く到達点です。 なぜ一定になるのか。1人あたり資本は、新たな貯蓄(投資)によって積み上がる一方、機械や設備の摩耗(減価償却)と人口増加による“薄まり”で目減りします。資本が少ないうちは投資が摩耗を上回り資本は増えますが、資本が増えるほど収穫逓減で投資の伸びは鈍り、やがて『投資=資本の減少分』で釣り合う点に達します。これが定常状態で、ここでは1人あたり資本も1人あたりGDPも一定となり、その成長率はゼロになります。 ここから導かれる重要な含意が『条件付き収束』です。資本の少ない(貧しい)国ほど成長率が高く、先進国に追いつく傾向がある、というもの。また、技術進歩がなければ1人あたり成長は止まるため、持続的成長には外生的な技術進歩が必要、と結論づけます。混同しやすい用語として、「黄金律」は定常状態の中でも“1人あたり消費が最大になる”最適な貯蓄率を選んだ特別な状態。「パレート最適」は誰かを犠牲にせず誰も改善できない資源配分の効率性概念で、成長モデルの到達点を指す定常状態とは別の文脈です。
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