問題
変化の激しい市場環境の下では、新製品開発にもスピードと柔軟性が求められる。そのため、概念設計、機能設計、生産設計、量産設計などの設計プロセスや生産計画の立案などの各フェイズに、関連する部門が重複して参加・協働する知識創造の場として、自己組織化を促進する開発方式がとられることがある。このような新製品開発活動が成功する条件に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1各部門の責任・権限関係に混乱が生じないよう、あらかじめ明確に分業関係を構築しておく必要がある。
- 2個人・集団・企業といった異なるレベルの学習とともに、異なる職能間での学習も促進する必要がある。
- 3それぞれのフェイズでチェックポイントを設け、それをクリアした後で次のフェイズに進めるようにし、各部門管理者は自己のフェイズに責任を負う必要がある。
- 4複数の部門が製品開発の目標を共有できるよう、トップは詳細な設計に関する具体的な基準を設定する必要がある。
- 5複数の部門間での調整に混乱が生じないよう、命令の一元性を徹底して管理する必要がある。
正解
2. 個人・集団・企業といった異なるレベルの学習とともに、異なる職能間での学習も促進する必要がある。
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解説
設問は各フェイズに関連部門が重複参加し自己組織化を促す開発方式(オーバーラップ型・ラグビー型開発)の成功条件を問う。この方式では部門間の相互作用と多層的・職能横断的な学習が鍵となる。イは個人・集団・企業の各レベルの学習と職能間学習の促進を挙げており、最も適切。ア(明確な分業の事前固定)、ウ(フェイズを順次クリアする逐次型)、エ(トップによる詳細基準設定)、オ(命令一元性の徹底)はいずれも重複・自己組織化型開発の趣旨と相反し不適切。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第10問)
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