問題
従業員の企業に対する帰属意識に関する概念に組織コミットメントがある。組織コミットメントとは、一般に組織と個人の心理的距離や関係を規定する概念である。組織コミットメントに関する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1規範的コミットメントとは、合理的に組織目標へ自我没入し、個人の役割状況にかかわらず、組織へ関与することである。
- 2功利的コミットメントとは、活動の継続・中止にかかわらず、首尾一貫する行動のことである。
- 3情緒的コミットメントとは、個人の信念に基づいて組織の価値や目標へ感情的、かつ、熱狂的に支持をすることである。
- 4態度的コミットメントとは、組織の価値や目標を進んで受け入れ、関連した役割などに積極的に関与することである。
正解
4. 態度的コミットメントとは、組織の価値や目標を進んで受け入れ、関連した役割などに積極的に関与することである。
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解説
態度的コミットメント(attitudinal commitment)は、組織の価値観・目標を受け入れ、組織のために尽くしたいという心理的志向を持ち、関連する役割に積極的に関与することを指す。エはこの定義として最も適切。アの「規範的コミットメント」は組織に留まることを義務・道徳的責任と感じる心理状態であり、「合理的な自我没入」ではない。イの「功利的コミットメント」(または継続的コミットメント)は、組織を離れることのコスト・損失を回避するために留まるという功利的計算に基づくもので、「活動の継続・中止にかかわらず首尾一貫」というのは別概念(行動的コミットメント)。ウの「情緒的コミットメント」は組織への愛着・同一視に基づくが、「個人の信念」「熱狂的支持」は表現として誇張的で典型的定義と異なる。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成23年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第16問)
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