問題
不確実な状況変化のなか職場で良好な人間関係を築きながら、リーダーシップを発揮することが大きな課題となってきている。リーダー・メンバー交換(LMX)理論に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
選択肢
- 1リーダーシップが有効に発揮されるかどうかは、リーダーがメンバーと良好な交換関係を築くことができるかに依存している。
- 2リーダーとの特別な関係を構築しない外集団のメンバーは、公式権限に基づくやり取りのみになるため、業績評価が低く、離職の意志も高くなる。
- 3リーダーは、自分の部下の一部の小集団と特別な関係を築くが、この集団に属するメンバーはリスクをとらずに、より多くの資源や機会を活かす傾向がある。
- 4リーダーは、組織内の様々な人々に対してそれぞれ異なる行動を取り、自分と似た考え方や個人特性を持ったメンバーで、能力の高い者を内集団のフォロワーに選ぶ傾向が高い。
- 5リーダーは、自分が必要とする貢献行動をメンバーに求めると同時に、その貢献行動に対する内的・外的報酬を提供する。
正解
3. リーダーは、自分の部下の一部の小集団と特別な関係を築くが、この集団に属するメンバーはリスクをとらずに、より多くの資源や機会を活かす傾向がある。
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解説
LMX 理論における内集団(in-group)のメンバーは、リーダーとの特別な交換関係の中で、リーダーに対してより多くの貢献やリスクテイキングを行う代わりに、より多くの資源・情報・機会を得る関係を構築する。「リスクをとらずに」というのは内集団メンバーの行動特性と矛盾し、ウは最も不適切。アはリーダーとメンバー間の交換関係の質がリーダーシップ有効性を決定するという LMX 理論の中核概念で適切。イは外集団メンバーは公式権限ベースの関係に限定され、業績評価や離職意向に否定的影響が出るという論点で適切。エはリーダーは自分と似た特性・高い能力のメンバーを内集団に選びがちという行動的傾向で適切。オはリーダーが貢献行動を求め、内的・外的報酬を提供するという交換関係の説明で適切。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成23年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第17問)
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