問題
優れた人材を採用し、定着率を高め、能力を高めるには、キャリア開発プログラムを充実させておく必要がある。キャリア開発プログラムに関する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1キャリア開発の公平性を期すために、直属の上司による評価ではなく、人事部のような中立的機関が客観的評価基準を用意する必要がある。
- 2キャリア開発プログラムは人事部のようなスタッフ部門ではなく、ラインの管理者の責任において策定される必要がある。
- 3キャリア開発は、組織階層を昇進することだけでなく、よりチャレンジングで魅力的なプロジェクトに参加させることを通じてなされる。
- 4経営戦略や事業計画は頻繁に変化するので、キャリア開発プログラムはそうした計画とは独立に長期的視点から設計しなければならない。
- 5キャリア開発プログラムにおけるメンタリングでは、メンターがプライバシーに十分配慮し、自身の職務経験を基礎にした公式のアドバイスをするよう訓練される必要がある。
正解
3. キャリア開発は、組織階層を昇進することだけでなく、よりチャレンジングで魅力的なプロジェクトに参加させることを通じてなされる。
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解説
現代のキャリア開発は、組織階層を昇進する垂直的キャリアパスだけでなく、チャレンジングなプロジェクトへのアサインメントによる水平的成長・斜め成長を含む多様な経路を提供する考え方が主流である。シャインのキャリアコーン理論や、ジョブアサインメント(経験学習)の重要性などが背景にある。ウは現代的キャリア開発理論として最も適切。アはキャリア開発の公平性は直属上司の関与を排除するのではなく、上司と人事部の協働で確保される。イはキャリア開発プログラムは人事部とラインの協働で策定されるべきで「ラインのみ」とするのは誤り。エはキャリア開発は経営戦略・事業計画と整合する必要があり、独立に設計するのは不適切。オはメンタリングは「公式」ではなく「非公式」のアドバイスが特徴で、メンター自身の経験を基礎にする点は正しいが「公式」とするのは誤り。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成23年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第15問)
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