問題
経皮吸収製剤(貼付剤等)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1皮膚から徐々に薬物を吸収させ、長時間安定した血中濃度を保ちやすい
- 2経皮製剤は全身性の作用を持つことはなく、必ず局所作用に限られる
- 3経皮投与では肝臓を経由しないため、副作用は全く生じない
- 4貼付部位や面積を変えても、吸収量は変化しない
正解
1. 皮膚から徐々に薬物を吸収させ、長時間安定した血中濃度を保ちやすい
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
正解は選択肢1である。経皮吸収製剤(貼付剤等)は、皮膚に貼ることで薬物を徐々に吸収させ、長時間にわたって安定した血中濃度を保ちやすいという利点を持つ。選択肢2は誤りで、経皮製剤には貼った部位だけに効かせる局所作用のものもあれば、皮膚から吸収された成分が全身を巡って作用する全身性作用のもの(禁煙補助のニコチンパッチ等)もあり、「必ず局所作用に限られる」わけではない。選択肢3も誤りで、経皮投与は確かに肝初回通過効果を受けにくいが、皮膚から吸収されて全身に達すれば副作用も起こり得るため「副作用は全く生じない」は誤りである。選択肢4も誤りで、貼付する部位や面積を変えると吸収量も変化するため、定められた用法・用量を守る必要がある。貼付剤は安定した薬効が持続する反面、貼付部位のかぶれ(接触皮膚炎)に注意し、毎回少しずつ貼る場所を変えることが望ましい点も頻出の実務知識である。
一問一答
5章の全範囲を体系的に演習