問題
直腸坐剤(坐薬)の特徴に関する記述として、誤っているものはどれか。
選択肢
- 1直腸下部からの吸収では、肝初回通過効果を一部回避できる場合がある
- 2嘔吐や経口摂取困難な場合に有用な投与経路である
- 3直腸内では薬物はほとんど吸収されず、効果は期待できない
- 4小児や高齢者にも適用しやすい剤形の一つである
正解
3. 直腸内では薬物はほとんど吸収されず、効果は期待できない
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解説
誤っているのは選択肢3である。直腸の粘膜は血管が豊富で薬物の吸収は比較的良好であり、「直腸内では薬物はほとんど吸収されず効果は期待できない」という記述は事実と異なるため誤りである。選択肢1・2・4は正しい。直腸下部から吸収された成分は、門脈を経ずに下大静脈を通って全身循環に入るため、肝初回通過効果を一部回避できる場合がある。坐剤は、嘔吐していて飲み薬が使えない場合や、意識がもうろうとして経口摂取が困難な場合などにも有用な投与経路である。また錠剤を飲み込むのが難しい小児や高齢者にも適用しやすい剤形の一つである。坐剤は体温で溶けて直腸粘膜から吸収されること、解熱や痛み・吐き気止め、痔疾用薬などに用いられること、保管時の温度管理(溶けやすい)に注意が必要なことも頻出の関連知識である。
一問一答
5章の全範囲を体系的に演習