問題
小児・高齢者への薬物投与に関する記述として、誤っているものはどれか。
選択肢
- 1小児は肝・腎機能が未発達で、成人より薬物の代謝・排泄が遅い場合がある
- 2高齢者は肝・腎機能の低下により、薬物が体内に蓄積しやすい
- 3小児用量は体重・体表面積等を考慮して個別に設定することがある
- 4小児・高齢者ともに、すべての薬物は成人と同じ用量で問題ない
正解
4. 小児・高齢者ともに、すべての薬物は成人と同じ用量で問題ない
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
誤っているのは選択肢4である。小児は肝臓・腎臓の機能が未発達で薬物の代謝・排泄が遅く、高齢者は加齢により肝・腎機能が低下しているため、いずれも成人と同じ用量では薬物が体内に蓄積したり作用が強く出たりして副作用を生じやすい。したがって「小児・高齢者ともに、すべての薬物は成人と同じ用量で問題ない」は誤りである。選択肢1〜3は正しい。小児は肝・腎機能が未発達で、成人より代謝・排泄に時間がかかる場合がある。高齢者は肝・腎機能の低下により薬物が体内に蓄積しやすい。小児用量は単に成人の半量とするのではなく、体重や体表面積等を考慮して個別に設定されることがある。小児では血液脳関門が未発達で中枢への影響を受けやすいこと、高齢者では複数の薬を併用していることが多く相互作用に注意が必要なことも頻出の重要事項である。
一問一答
5章の全範囲を体系的に演習