問題
血液脳関門(BBB)に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
- 1脳の毛細血管が中枢神経の組織に医薬品成分が移行しにくいように働く機能である。
- 2小児では未発達であり、成人より医薬品の中枢への移行性が高い。
- 3カフェインや、抗ヒスタミン薬の一部のように脂溶性が高い物質は通過しやすい。
- 4高齢者では血液脳関門の機能が著しく強化されるため、中枢移行性は若年者より低い。
- 5脳の血管は末梢の血管に比べて物質の透過に関する選択性が高く、中枢神経を保護する役割を担っている。
正解
4. 高齢者では血液脳関門の機能が著しく強化されるため、中枢移行性は若年者より低い。
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解説
誤っているのは「高齢者では血液脳関門の機能が著しく強化されるため、中枢移行性は若年者より低い」とする記述である。血液脳関門(BBB)は脳の毛細血管が中枢神経の組織へ医薬品成分等が移行しにくいよう働く関門だが、高齢者では加齢に伴いこの機能がむしろ低下し、中枢神経系への医薬品の移行性が高まる場合がある。したがってこの記述は誤りである。「中枢への移行を妨げる機能である」「小児では未発達で成人より移行性が高い」「カフェインや一部の抗ヒスタミン薬のように脂溶性が高い物質は通過しやすい」とする記述はいずれも正しい。小児では血液脳関門が未発達なため、抗ヒスタミン成分等で中枢神経症状(けいれん等)が現れやすい点が頻出である。(出典: 試験問題作成に関する手引き 第2章)
一問一答
5章の全範囲を体系的に演習