問題
相隣関係および所有権に関する次の記述のうち、最も適切でないものを①〜④の中から1つ選びなさい。
選択肢
- 1土地の所有権は、法令の制限内において、その土地の上下に及ぶ。
- 2隣地との境界付近で建物を築造するなど、相隣関係について民法は一定の調整規定を置いている。
- 3所有者は、法令の制限内において自由にその所有物を使用・収益・処分する権利を有する。
- 4所有権は時間の経過によって当然に消滅し、一定期間を過ぎると国庫に帰属する。
正解
4. 所有権は時間の経過によって当然に消滅し、一定期間を過ぎると国庫に帰属する。
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解説
最も適切でないのは④。所有権は存続期間の定めがなく、時間の経過によって当然に消滅する権利ではない(消滅時効にもかからない)。一定期間で当然に国庫帰属するという④は誤りである。①は土地所有権が法令の制限内で上下に及ぶとする正しい記述(民法207条)。②は相隣関係に関する調整規定(隣地使用・境界付近の工作物等)が置かれているとする正しい記述。③は所有権が使用・収益・処分の権能を内容とするとする正しい記述(206条)。所有権の絶対性・恒久性と、その対象が土地の上下に及ぶことを理解しておくとよい。なお相続人不存在の財産が最終的に国庫帰属する制度はあるが、所有権そのものが時の経過で消滅するわけではない。
一問一答
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