問題
前期末に時価評価(切放法)した売買目的有価証券について、当期首の処理を行う。切放法では特段の振戻処理を要しない。
選択肢
- 1(借) 売買目的有価証券 50,000 / (貸) 有価証券評価益 50,000
- 2(借) 有価証券評価損 50,000 / (貸) 売買目的有価証券 50,000
- 3仕訳なし
- 4(借) その他有価証券評価差額金 50,000 / (貸) 売買目的有価証券 50,000
正解
3. 仕訳なし
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解説
売買目的有価証券の期末時価評価には、洗替法と切放法の二つの方法がある。切放法は、前期末に評価替えした後の時価を翌期首の帳簿価額としてそのまま引き継ぐ方法であり、期首に取得原価へ戻す振戻処理を行わない。したがって当期首の仕訳は「仕訳なし」となる。これに対し洗替法では、前期末の評価差額を当期首にいったん振り戻して帳簿価額を取得原価に戻したうえで、改めて当期末に評価替えを行う。どちらの方法でも各期末の貸借対照表に計上される時価は同額になるが、期中に計上される評価損益の表示や振戻仕訳の有無が異なる。本問は切放法を採用しているため期首は何も処理しない。洗替法を採用している場合に期首の振戻を失念すると当期の評価損益が二重に計上されるため、採用している方法を必ず確認することが要点である。
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