問題
輸入取引による外貨建買掛金100,000ドル(決済期日3か月後)について、為替変動リスクをヘッジするため通貨オプション(ドルコールオプション)を購入し、オプション料¥200,000を現金で支払った。
選択肢
- 1(借) 支払手数料 200,000 / (貸) 現金 200,000
- 2(借) 為替差損 200,000 / (貸) 現金 200,000
- 3(借) 現金 200,000 / (貸) 通貨オプション 200,000
- 4(借) 通貨オプション 200,000 / (貸) 現金 200,000
正解
4. (借) 通貨オプション 200,000 / (貸) 現金 200,000
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解説
正しい仕訳は(借)通貨オプション¥200,000/(貸)現金¥200,000である。オプションは、あらかじめ定めた価格で外貨などを買う(または売る)権利であり、その権利を取得するために購入者が支払う対価がオプション料(プレミアム)である。これは権利という価値あるデリバティブ資産を取得する支出であって、役務提供の対価である手数料や、相場変動による損失である為替差損とは性質が異なる。したがって支払額¥200,000は資産「通貨オプション」として計上し、費用処理はしない。取得後は決算日に時価評価し、評価差額をヘッジ会計の有無に応じて当期損益または繰延ヘッジ損益で処理していく。誤りやすいのは、プレミアムを支払手数料や為替差損として一時の費用にしてしまう点である。買い手にとってオプション料は資産計上、という出発点を確実に押さえたい。
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