問題
為替予約を振当処理で付した外貨建買掛金100,000ドル(予約レート1ドル¥148で¥14,800,000計上済み)を、決済日に予約レートどおり当座預金から支払った。なお決済日の直物レートは1ドル¥152であった。
選択肢
- 1(借) 買掛金 14,800,000 / (貸) 当座預金 14,800,000
- 2(借) 買掛金 14,800,000, 為替差損 400,000 / (貸) 当座預金 15,200,000
- 3(借) 買掛金 15,200,000 / (貸) 当座預金 14,800,000, 為替差益 400,000
- 4(借) 買掛金 14,800,000 / (貸) 当座預金 15,200,000
正解
1. (借) 買掛金 14,800,000 / (貸) 当座預金 14,800,000
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
正しい仕訳は(借)買掛金¥14,800,000/(貸)当座預金¥14,800,000である。振当処理を適用した外貨建買掛金は、為替予約レートにより円貨額が¥14,800,000に確定している。為替予約とは、将来の決済に用いる為替レートをあらかじめ約定しておく契約であり、その目的は相場変動の影響を遮断して支払額を固定することにある。したがって決済日にはこの固定額¥14,800,000をそのまま当座預金から支払えばよく、決済日の直物レートが1ドル¥152に上昇していても、その変動は予約によりすでに打ち消されているため為替差損益は生じない。誤りやすいのは、決済日の直物レート¥152で実際の支払額¥15,200,000を計算し、差額¥400,000を為替差損として計上してしまう点である。振当処理の本質は予約レートでの確定にあり、為替リスクが固定済みである以上、決済時に新たな差損益は出ないことを押さえたい。
仕訳問題を解く
4分野の700問を学習