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デリバティブ難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題デリバティブ 第59問

問題

既に計上済みの外貨建売掛金100,000ドル(取引日レート1ドル¥150で¥15,000,000計上済み)に対し、後日為替予約(予約レート1ドル¥147)を付した。振当処理を採用し、直々差額(取引日レートと予約日直物レートの差)を当期の為替差損益とする。予約日の直物レートは1ドル¥149であった。直々差額の処理を答えよ。

選択肢

  1. 1(借) 為替差損 100,000 / (貸) 売掛金 100,000
  2. 2(借) 売掛金 100,000 / (貸) 為替差益 100,000
  3. 3(借) 為替差損 300,000 / (貸) 売掛金 300,000
  4. 4(借) 前払費用 100,000 / (貸) 売掛金 100,000

正解

1. (借) 為替差損 100,000 / (貸) 売掛金 100,000

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解説

正しい仕訳は(借)為替差損¥100,000/(貸)売掛金¥100,000である。すでに計上済みの外貨建債権債務に後から為替予約を付す場合、振当処理では予約に伴う差額を二つに分けて考える。第一が直々差額で、これは取引日レートと予約日の直物レートとの差であり、取引日から予約日までに既に生じている相場変動部分なので、予約日の属する期の為替差損益として一時に認識する。本問の売掛金は取引日レート¥150で¥15,000,000計上済みであり、予約日の直物レートは¥149なので、直々差額は100,000ドル×(¥149-¥150)=△¥100,000となる。受取見込みの円貨が減少する不利な変動なので、為替差損¥100,000を計上し売掛金を同額減額する。誤りやすいのは、直々差額と直先差額を区別せず全体を一括処理する点である。直々差額は当期の損益、直先差額は期間配分という扱いの違いを明確にしておきたい。

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