問題
前問の続きで、直先差額(予約日の直物レート1ドル¥149と予約レート1ドル¥147の差)を繰延処理する。売掛金(資産)に対する予約で受取円が減少する不利な差額のため、決済日までの期間に配分すべく前払費用として繰り延べる。当該繰延処理の仕訳を答えよ。
選択肢
- 1(借) 為替差損 200,000 / (貸) 売掛金 200,000
- 2(借) 前払費用 200,000 / (貸) 売掛金 200,000
- 3(借) 売掛金 200,000 / (貸) 前受収益 200,000
- 4(借) 売掛金 200,000 / (貸) 為替差益 200,000
正解
2. (借) 前払費用 200,000 / (貸) 売掛金 200,000
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解説
正しい仕訳は(借)前払費用¥200,000/(貸)売掛金¥200,000である。後から為替予約を付す振当処理では、直々差額に続いて直先差額を処理する。直先差額とは、予約日の直物レートと予約レートとの差であり、予約日から決済日までの金利差等を反映した部分なので、その期間にわたって配分するためいったん経過勘定として繰り延べる。本問の直先差額は100,000ドル×(¥147-¥149)=△¥200,000である。売掛金という資産に対する予約で、最終的に受け取る円貨が減少する不利な差額であるため、借方に資産の「前払費用」を計上して繰り延べ、売掛金を予約レート相当額まで減額する。繰り延べた前払費用は決済日までの期間にわたり為替差損益へ規則的に配分していく。誤りやすいのは、直先差額を予約日に一括して為替差損益としてしまう点である。直々差額は即時に損益、直先差額は期間配分という二段階処理を確実に区別したい。
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