問題
決算において、現金及び現金同等物の範囲を確認したところ、取得日から満期までが3か月以内の定期預金¥500,000を保有していた。これをキャッシュ・フロー計算書上の現金同等物に含める。会計帳簿の勘定振替が必要か答えよ。
選択肢
- 1(借) 現金同等物 500,000 / (貸) 定期預金 500,000
- 2(借) 定期預金 500,000 / (貸) 現金同等物 500,000
- 3仕訳なし
- 4(借) 現金 500,000 / (貸) 定期預金 500,000
正解
3. 仕訳なし
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解説
正しい処理は「仕訳なし」である。なぜなら、現金及び現金同等物という区分は、あくまでキャッシュ・フロー計算書(資金の収支を表す計算書)を作成するための表示上の概念だからである。現金同等物とは、容易に換金可能であり、かつ価値変動リスクが僅少な短期投資をいい、一般に取得日から満期までが3か月以内の定期預金・譲渡性預金・コマーシャル・ペーパー等が該当する。しかし貸借対照表本表や総勘定元帳では、これらはあくまで「定期預金」という勘定で記録され、わざわざ「現金同等物」勘定へ振り替える必要はない。キャッシュ・フロー計算書を作成する段階で、定期預金のうち3か月以内のものを資金の範囲に集計するだけである。誤りやすいのは、現金同等物という勘定科目が存在すると考えて¥500,000を振り替えてしまう点である。複式簿記の帳簿はあくまで勘定科目ベースで動き、キャッシュ・フロー計算書はその組替え表示にすぎない、と理解すると区別がつく。
仕訳問題を解く
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