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金融商品難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題金融商品 第63問

問題

コマーシャル・ペーパー(CP、取得日から満期まで2か月、額面¥1,000,000)を割引価額¥995,000で取得し、現金同等物に該当する短期投資として当座預金から支払った。

選択肢

  1. 1(借) 有価証券 1,000,000 / (貸) 当座預金 1,000,000
  2. 2(借) 売買目的有価証券 995,000 / (貸) 当座預金 995,000
  3. 3(借) 有価証券 995,000 / (貸) 当座預金 995,000
  4. 4(借) 当座預金 995,000 / (貸) 有価証券 995,000

正解

3. (借) 有価証券 995,000 / (貸) 当座預金 995,000

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解説

正しい仕訳は、借方「有価証券 ¥995,000」、貸方「当座預金 ¥995,000」である。コマーシャル・ペーパー(CP)とは、企業が短期資金を調達するために発行する無担保の約束手形で、利息を表面に付けず、額面より安い価額(割引価額)で発行されるのが特徴である。取得時には支払った金額、すなわち割引後の取得価額¥995,000で計上する。額面の¥1,000,000ではない点に注意したい。なぜなら、有価証券の取得原価は実際に支払った対価で測定するのが原則であり、額面と取得価額の差¥5,000は満期までに受取利息として徐々に実現していくからである。本問のCPは取得日から満期まで2か月と短く価値変動リスクも僅少なため、キャッシュ・フロー計算書上は現金同等物に該当する。しかし、それはCF計算書の集計区分の話であり、帳簿上はあくまで「有価証券」勘定で取得価額により計上する。誤りやすいのは、額面¥1,000,000で計上したり、現金同等物という勘定で記録してしまう点である。

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