問題
決算において、年金資産の期首残高¥6,000,000、長期期待運用収益率4%による期待運用収益を計上する(個別財務諸表上の処理)。
選択肢
- 1(借) 退職給付費用 240,000 / (貸) 退職給付引当金 240,000
- 2(借) 退職給付引当金 240,000 / (貸) 退職給付費用 240,000
- 3(借) 年金資産 240,000 / (貸) 退職給付費用 240,000
- 4(借) 退職給付引当金 240,000 / (貸) 受取利息 240,000
正解
2. (借) 退職給付引当金 240,000 / (貸) 退職給付費用 240,000
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解説
期待運用収益とは、年金資産が当期に生み出すと合理的に期待される収益であり、年金資産の期首残高に長期期待運用収益率を乗じて求める。期待運用収益=¥6,000,000×4%=¥240,000となる。年金資産の増加は退職給付債務から年金資産を控除して測定される退職給付引当金(負債)を減少させるため、借方に退職給付引当金を計上し、相手勘定として退職給付費用を減少させる(貸方に退職給付費用)。退職給付費用は勤務費用+利息費用−期待運用収益で算定されることから、期待運用収益は費用を引き下げる要素として働く点がポイントである。実際の運用成果が期待運用収益と一致しない場合には、その差額が数理計算上の差異として把握され、平均残存勤務期間以内の一定年数で費用処理される。なお個別財務諸表上は年金資産を独立の資産として計上せず退職給付引当金で純額表示するため、年金資産勘定や受取利息勘定を用いない点にも注意する。
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