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新株予約権難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題新株予約権 第260問

問題

新株予約権(帳簿価額¥300,000)のうち全部が権利行使され、払込金額¥2,700,000を当座預金で受け取り、新株を発行した。払込金額および新株予約権の全額を資本金とする。

選択肢

  1. 1(借) 当座預金 2,700,000 / (貸) 資本金 2,700,000
  2. 2(借) 当座預金 2,700,000, 新株予約権 300,000 / (貸) 資本金 1,500,000, 資本準備金 1,500,000
  3. 3(借) 新株予約権 300,000 / (貸) 資本金 300,000
  4. 4(借) 当座預金 2,700,000, 新株予約権 300,000 / (貸) 資本金 3,000,000

正解

4. (借) 当座預金 2,700,000, 新株予約権 300,000 / (貸) 資本金 3,000,000

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解説

権利行使では、払込金額¥2,700,000と純資産に計上していた新株予約権¥300,000の合計¥3,000,000が資本となる。本問は払込金額および新株予約権の全額を資本金とする指示があるため、資本準備金へは振り分けず、合計¥3,000,000を全額資本金に組み入れる。仕訳は当座預金¥2,700,000と新株予約権¥300,000を借方に、資本金¥3,000,000を貸方とする。会社法では資本金の最低額を払込額等の2分の1とし、残りを資本準備金とできると定めるが、本問のように全額資本金とする旨の指示があれば、そのまま全額を資本金に計上してよい。ここで問われるのは、最低額を資本金とする問題との読み分けである。指示が半額なら資本金と資本準備金に二分し、全額なら資本金一本に計上する。誤りやすいのは、新株予約権¥300,000の振替を落として払込金額だけを資本としたり、指示を読まず機械的に半額ずつ計上してしまう点である。問題文の資本組入れの指示を必ず確認する習慣が重要となる。

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