簿記1級に戻る
新株予約権難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題新株予約権 第261問

問題

権利行使期間が満了し、新株予約権¥200,000が行使されないまま失効した。

選択肢

  1. 1(借) 新株予約権戻入益 200,000 / (貸) 新株予約権 200,000
  2. 2(借) 新株予約権 200,000 / (貸) 資本金 200,000
  3. 3(借) 新株予約権 200,000 / (貸) 新株予約権戻入益 200,000
  4. 4(借) 新株予約権 200,000 / (貸) その他資本剰余金 200,000

正解

3. (借) 新株予約権 200,000 / (貸) 新株予約権戻入益 200,000

詳しい解説を見る

解説

権利行使期間が満了しても行使されなかった新株予約権は、もはや株式へ転化する可能性が消滅するため、純資産に計上していた新株予約権¥200,000を取り崩し、相手勘定を新株予約権戻入益として処理する。すなわち新株予約権(借方)¥200,000、新株予約権戻入益(貸方)¥200,000とする。この戻入益は損益計算書上、特別利益に区分される。理論的には、権利行使に備えて純資産に留め置いていた金額が、行使されないことが確定したことで会社の利益として実現した、と理解できる。誤りやすい点は二つある。第一に、戻入益を借方に書いて貸借を逆にしてしまう誤りで、利益は貸方に立つことを徹底したい。第二に、失効分を資本金やその他資本剰余金へ振り替えてしまう誤りである。資本へ振り替えるのは権利が行使された場合であり、失効した場合は資本ではなく損益として処理する。行使は資本、失効は特別利益という対比が、新株予約権を理解するうえで核心となる1級論点である。

仕訳問題を解く

4分野の700問を学習

新株予約権の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では簿記1級の全700問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4分野を仕訳から体系的に押さえることが合格への王道です。