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純資産難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題純資産 第283問

問題

株主総会の決議により、資本金¥5,000,000を減少させ、その他資本剰余金に振り替えた(無償減資)。

選択肢

  1. 1(借) その他資本剰余金 5,000,000 / (貸) 資本金 5,000,000
  2. 2(借) 資本金 5,000,000 / (貸) 資本準備金 5,000,000
  3. 3(借) 資本金 5,000,000 / (貸) 当座預金 5,000,000
  4. 4(借) 資本金 5,000,000 / (貸) その他資本剰余金 5,000,000

正解

4. (借) 資本金 5,000,000 / (貸) その他資本剰余金 5,000,000

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解説

減資には、株主へ実際に資金を払い戻す有償減資と、払戻しを伴わずに計数のみを変動させる無償減資がある。本問は無償減資であり、資本金¥5,000,000を減少させてその他資本剰余金へ振り替えるため、借方で資本金を減少させ、貸方でその他資本剰余金を増加させる。資金の払戻しがないため当座預金などの資産は動かず、純資産内部での振替にとどまり純資産の総額は変わらない。無償減資は、欠損を抱えた会社が将来の配当余力を回復させる目的などで行われることが多く、資本金から振り替えられたその他資本剰余金は、さらに欠損てん補に充てられたり配当の財源とされたりする。資本金を資本準備金へ振り替えると考える誤りがあるが、減資によって生じる剰余金はその他資本剰余金である点に注意が必要である。資本金の減少手続には会社法上の債権者保護手続が必要となるが、仕訳上は資本金からその他資本剰余金への振替として処理されることを理解しておきたい。

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