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純資産難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題純資産 第285問

問題

株主総会で繰越利益剰余金を財源として配当金¥10,000,000の支払いを決議した。配当直前の資本金¥100,000,000・資本準備金¥10,000,000・利益準備金¥8,000,000であった。会社法に基づき積み立てるべき利益準備金を含む配当決議の仕訳として正しいものはどれか(配当は未払配当金とする)。

選択肢

  1. 1(借) 繰越利益剰余金 11,000,000 / (貸) 未払配当金 10,000,000, 利益準備金 1,000,000
  2. 2(借) 繰越利益剰余金 10,000,000 / (貸) 未払配当金 10,000,000
  3. 3(借) 繰越利益剰余金 11,000,000 / (貸) 未払配当金 10,000,000, 資本準備金 1,000,000
  4. 4(借) 繰越利益剰余金 12,000,000 / (貸) 未払配当金 10,000,000, 利益準備金 2,000,000

正解

1. (借) 繰越利益剰余金 11,000,000 / (貸) 未払配当金 10,000,000, 利益準備金 1,000,000

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解説

会社法は剰余金の配当に際し、準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで、配当額の10分の1を準備金として積み立てるよう求めている。積み立てるべき額は、配当額の10分の1と、資本金の4分の1から既存の準備金合計を差し引いた残余の額のいずれか小さい方となる。本問では配当額¥10,000,000の10分の1は¥1,000,000である。一方、資本金¥100,000,000の4分の1は¥25,000,000であり、ここから資本準備金¥10,000,000と利益準備金¥8,000,000の合計¥18,000,000を差し引くと¥7,000,000となる。両者を比較すると小さいのは¥1,000,000であるため、利益準備金として¥1,000,000を積み立てる。財源が繰越利益剰余金であるから積み立てる準備金は利益準備金であり、借方の繰越利益剰余金は配当額¥10,000,000と準備金¥1,000,000の合計¥11,000,000を減少させる。上限計算を行わず単純に配当の10分の1を積むと過大になる場合があるため、必ず資本金4分の1という枠との比較を行うことが重要である。

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