問題
標準原価計算(シングル・プラン)を採用している。賃金勘定で把握された直接労務費差異(賃率差異)¥20,000(不利)を賃率差異勘定へ振り替える仕訳を示しなさい。
選択肢
- 1(借) 賃率差異 20,000 / (貸) 賃金 20,000
- 2(借) 賃金 20,000 / (貸) 賃率差異 20,000
- 3(借) 賃率差異 20,000 / (貸) 仕掛品 20,000
- 4(借) 賃率差異 20,000 / (貸) 売上原価 20,000
正解
1. (借) 賃率差異 20,000 / (貸) 賃金 20,000
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解説
借方は賃率差異、貸方は賃金となる。シングル・プランでは仕掛品勘定へ標準原価で振り替えるため、原価差異は費目別勘定である賃金勘定の中に残る。賃金勘定には借方に実際発生額、貸方に仕掛品へ振り替えた標準消費額が記入されるので、実際が標準を上回った分だけ借方残が生じる。本問の賃率差異¥20,000は不利差異であり、これは賃金勘定の借方残として残っている。これを独立の賃率差異勘定へ移して賃金勘定を締め切るため、賃金勘定の貸方に¥20,000を記入し、相手勘定として賃率差異勘定の借方に¥20,000を計上する。不利差異は借方に出るのが原則で、有利差異なら貸方となり振替の貸借も逆になる。賃率差異は実際賃率と標準賃率の差に実際作業時間を乗じて算定される差異であり、作業時間差異とは区別して把握する点も確認しておきたい。
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