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M&A実務難易度: 易

中小企業M&A実務能力・倫理検定試験 一問一答|M&A実務 第156問

問題

クロージングから3か月後、譲り受け側が約束した経営者保証の移行が進まないとして、譲り渡し側の元経営者が仲介者Aに「相手方と交渉してほしい」と求めてきた。Aの対応として、中小M&Aガイドライン(第3版)に照らし最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1仲介者の役務は基本的にクロージングで終わり、紛争への関与は非弁行為に当たり得るため、早急に弁護士へ相談するよう勧める
  2. 2成約させた責任があるので、仲介契約の延長として元経営者の代理人となり、譲り受け側と交渉する
  3. 3クロージング後の引継ぎ作業には通常3年以上かかるので、もう少し様子を見るよう助言する
  4. 4クロージング後は経営者保証を移行することが法的にできないので、保証人の地位を続けることを受け入れるよう助言する

正解

1. 仲介者の役務は基本的にクロージングで終わり、紛争への関与は非弁行為に当たり得るため、早急に弁護士へ相談するよう勧める

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解説

ガイドライン第1章は、クロージング後に経営者保証が円滑に移行しない等のトラブルが生じた場合は早急に弁護士へ相談することが望ましいとし、クロージング後の両当事者間の紛争解決(一方当事者との交渉を含む)への関与・支援は、仲介者・FAの役務提供がクロージング時点で基本的に終了していることや、非弁行為(弁護士法72条)に該当する可能性があることから、仲介者・FAの支援には限界があるとしている。引継ぎ等の作業には3か月〜1年程度を要することが多いとされ、3年以上を通常とする記述は誤り。正式な保証の解除・移行は、クロージングを経て代表者が変更された後に行うものである。

一問一答

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