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倫理・行動規範難易度: 標準

中小企業M&A実務能力・倫理検定試験 予想問題|倫理・行動規範 第48問

問題

仲介者Aは、譲り渡し側H社から、遊休不動産をM&Aの前に処分したいと相談を受けた。Aは、知人の不動産業者に相場より安く買い取らせ、その業者から紹介料を受け取ることを考えている。倫理・行動規範に照らし、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1顧客の利益を犠牲にして支援者自ら又は関係者の利益を追求してはならず、相場より安い買取りを仕組んで紹介料を得ることは不適切である。
  2. 2H社が早期の処分を望んでいる以上、価格が相場より安くても問題はない。
  3. 3紹介料を受け取る事実をH社に伝えなければH社の判断に影響せず、H社も早期に処分できる利益を得るため、相場より安い買取りであっても問題はない。
  4. 4不動産の処分はM&Aの手続そのものではないため、倫理・行動規範の対象外である。

正解

1. 顧客の利益を犠牲にして支援者自ら又は関係者の利益を追求してはならず、相場より安い買取りを仕組んで紹介料を得ることは不適切である。

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解説

スキルマップの倫理・行動規範は、顧客利益の優先として、顧客や関係者の利益を犠牲にして支援者自ら又は関係者の利益を追求してはならないとしている(7)。知人の業者に相場より安く買い取らせ、その見返りに紹介料を得ることは、H社の利益を犠牲にして支援者と関係者の利益を図るもので、これに反する。中小M&Aガイドライン(第3版)も、M&A専門業者は依頼者の利益を犠牲にして自己又は第三者の利益を図ってはならない義務(忠実義務)を負うとしている。また、業務上知り得た情報を支援者自ら又は関係者の利益のために利用することも禁じられている(42)。M&Aの準備として行う資産の整理も支援の一部であり、倫理・行動規範の対象外とはいえない。

一問一答

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