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倫理・行動規範難易度: 易

中小企業M&A実務能力・倫理検定試験 予想問題|倫理・行動規範 第57問

問題

FAである支援者Aは、バリュエーションの準備のため、譲り渡し側X社に過去5期分の決算書、税務申告書、固定資産台帳、主要な契約書など多数の資料を一度に依頼しようとしている。X社の経理担当者は1人しかいない。知識・スキルマップの倫理・行動規範に照らし、Aの対応として最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1資料の目的を説明すると作業が遅れるため、一覧表だけを送り、期限内にすべて提出するよう求める
  2. 2負担を減らすため、X社の了承を得ずに、X社の顧問税理士から直接資料を取り寄せる
  3. 3経理担当者の負担を考え、資料は依頼せずに、公表情報だけでバリュエーションを確定させる
  4. 4依頼する資料ごとにその目的や意図を説明し、X社の情報提供の負担に配慮して優先順位や提出の時期を調整する

正解

4. 依頼する資料ごとにその目的や意図を説明し、X社の情報提供の負担に配慮して優先順位や提出の時期を調整する

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解説

倫理・行動規範は、顧客に対する依頼(資料提供依頼等)については、その目的や意図について説明し、顧客の情報提供の負担について留意することを求めている(項目10)。依頼の目的が分かれば、顧客は何を優先して準備すべきかを判断でき、支援者も必要性の低い資料を省くことができる。中小企業は管理部門の人員が限られることが多いため、優先順位や提出時期の調整が有用である。顧客の了承なく顧問税理士から直接資料を取り寄せることは、顧客の情報を承諾なく取得・利用することになりかねない。必要な資料を集めずに公表情報だけで評価を確定させることは、支援の質を損ない、善管注意義務の観点からも不適切である。

一問一答

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