中小M&A検定に戻る
財務・税務難易度: 難

中小企業M&A実務能力・倫理検定試験 予想問題|財務・税務 第26問

問題

譲り受け側Y社の税務DDで、対象会社X社が3年前に退任した前社長に役員退職金1億2,000万円を支給し、その全額を損金の額に算入していたことが判明した。前社長の最終報酬月額は200万円、役員在任期間は20年で、同業種・同規模の法人の支給状況からみて功績倍率は2.5倍が相当と見込まれる。功績倍率法による金額を損金算入の実務上の限度額の目安とした場合に、損金算入が否認されるおそれのある金額として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 12,000万円
  2. 28,000万円
  3. 31億円
  4. 41億2,000万円

正解

1. 2,000万円

詳しい解説を見る

解説

法人が役員に支給する退職給与のうち、業務に従事した期間、退職の事情、同種・類似規模の法人の支給状況等に照らして不相当に高額な部分は損金の額に算入されない(法人税法第34条第2項、同法施行令第70条第2号)。知識・スキルマップは、税務DDの留意点として、損金算入可能な実務上の限度額の目安を「最終月額報酬×役員勤続年数×功績倍率」で計算するとしている。本問では200万円×20年×2.5=1億円が目安となり、支給額1億2,000万円との差額2,000万円が否認されるおそれのある金額である。功績倍率を乗じずに4,000万円を限度とすると8,000万円となるが誤り。株式譲渡では対象会社の法人格が変わらず追徴課税のリスクも引き継ぐため、税務申告の適正に関する表明保証や価格調整での手当てを検討する。

一問一答

全480問を繰り返し学習

財務・税務の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小M&A検定の全780問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業M&A実務能力・倫理検定試験は中小企業庁が実施する検定で、M&A実務・財務税務・法務・倫理行動規範の4科目からCBT方式・四肢択一で60問程度が出題されます(初回は令和9年1月、出題の基準日は令和8年3月末日)。