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財務会計論難易度: 標準

公認会計士 一問一答財務会計論 第84問

問題

退職給付会計における「期待運用収益」の計算方法として正しいものはどれか。

選択肢

  1. 1期首の退職給付債務に割引率を乗じて計算する
  2. 2期首の年金資産の額に合理的に期待される長期期待運用収益率を乗じて計算する
  3. 3期末の年金資産の実際の運用収益をそのまま計上する
  4. 4当期の掛金拠出額に長期期待運用収益率を乗じて計算する

正解

2. 期首の年金資産の額に合理的に期待される長期期待運用収益率を乗じて計算する

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解説

期待運用収益は、期首の年金資産の額に合理的に期待される長期期待運用収益率を乗じて計算する。年金資産の運用によって得られると期待される収益であり、退職給付費用を減額する項目として認識される。実際の運用成果ではなく期待収益を用いることで、短期的な運用成果の変動が退職給付費用を大きく変動させることを避けている。「期首の退職給付債務に割引率を乗じて計算する」のは利息費用の計算方法であり、期待運用収益とは対象も率も異なる。「期末の年金資産の実際の運用収益をそのまま計上する」のは誤りで、実際の運用成果と期待運用収益の差額は数理計算上の差異として別途処理される。「当期の掛金拠出額に率を乗じる」のは根拠のない計算であり、期待運用収益は期首の年金資産残高を基礎とする。したがって期首の年金資産に長期期待運用収益率を乗じるのが正しい。

一問一答

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